さくらのVPS -phpMyAdminのインストールと初期設定-

WEBベースのデータベース接続クライアントツールであるphpMyAdminをインストールします。さくらのVPS(centOS 6.2)ではEPELのレポジトリがはじめから効いているので、普通にyumでインストールすれば結構新しいバージョンが入ります。感動。

  1. yumでインストール
  2. phpMyAdmin.confの設定
  3. クッキー認証の導入

1.yumでインストール

yumで一発インストールします。

phpMyAdminは単なるwebツールなので、yumを使わなくても、ダウンロードしてwebアクセスできるフォルダに展開するだけでいいのですが、yumを使うとバーチャルホストの設定なども記述してくれるので楽です。

$ sudo yum install phpmyadmin

2.phpMyAdmin.confの設定

ブラウザからアクセスできるように初期設定をします。

$ sudo vi /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf

以下の部分を編集し、初期ではlocalhostからしかアクセスできないのを、インターネット越しにアクセスできるようにします。

<Directory /usr/share/phpMyAdmin/>
 # Order Deny,Allow
 # Deny from All
 # Allow from 127.0.0.1
 # Allow from ::1
 Order allow,deny
 Allow from all
 </Directory>

これで「http:ホスト名/phpmyadmin/」にアクセスすれば、データベースのユーザー名&パスワードでログインできます。

3.クッキー認証(cookie認証)の導入

今回インストールしたphpMyAdminでは、初期の認証タイプがbasic認証となっていました。あまりピンとこないので、WEBサイトで一般的なログインページが表示されるクッキー認証(cookie認証)に変更します。

$ sudo vi /etc/phpMyAdmin/config.inc.php

以下の項目を編集します。

$cfg['blowfish_secret'] = 'パスフレーズ'; (14行目。適当なパスフレーズ)
$cfg['Servers'][$i]['auth_type']     = 'cookie'; (24行目。認証タイプをcookieに変更)

これで、phpMyAdminのページにアクセスすると、ログイン画面が表示されるようになります。

※クッキー認証用のblowfich_secretのパスフレーズは、「パスワード・乱数 自動生成」サイトなどを利用すると便利です。

「さくらのVPS -phpMyAdminのインストールと初期設定-」への3件のフィードバック

  1. 同じくさくらVPSを借りたのですが、
    さくらVPS + phpMyAdminインストールの最新情報を
    探していたところ、こちらのサイトにたどりつきました。
    参考にさせていただきますヾ(^∇^)

    1. >名無しのこんぺいとうさん
      コメントありがとうございます
      このブログをwordpressに移行してから初のコメントでした。さくらのVPS、(^_^)b ですよね。

  2. わかりやすくていいです!

    # Order Deny,Allow
    # Deny from All
    # Allow from 127.0.0.1
    # Allow from ::1
    Order allow,deny
    Allow from all

    は、 Directory の中に も含まれているので、それも削除して、上記にする。

    設定した後、
    Apacheに設定ファイルを再読込させる
    [user@a ~]# sudo service httpd reload

    設定間違えたら
    $ sudo yum remove phpmyadmin
    で削除しとく。

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